ハンチング修理(解決編)

2019年7月

前回、「ブレーキバキュームライン」交換後、治ったと思ったのもつかの間、
後日ハンチングがさらに悪化してしまいました。

アクセルをちょっと踏み気味にしないとエンジンがブルッと振動して止まりそうで、
停止状態から発進するとき、かなりゆっくり回転を上げないとプラグがかぶってしまい、
燃料が燃えずにそのまま排気され、エキゾーストの温度警告灯がついてしまいます。

これはいよいよインジェクション関連か?
このままじゃ車使えないので、修理開始です。


中古のインジェクターを入手しました。
電池を繋いで動作確認を行い、正常であることを確認しています。
ついでに、ブレーキクリーナーで掃除も行いました。

新品だと1個4万円ぐらいします。6個分24万円は出せませんよね。
中古で全部で1万円ぐらいでした。


さて、何番のインジェクターがダメなんだろう?
プラグを外してみて、燃焼具合で調べてみることにしました。
(プラグの外し方は「プラグコード/プラグ交換」を参照して下さい。)

イグニッションコイルを抜くと・・・
「なんじゃこりゃー!!」
オイル上りが起こっていて、プラグホールにエンジンオイルがたまっています。
なぜか、イグニッションコイルの下のプラグ3本が特にひどい状態です。

ヘッドカバーのパッキンを交換した時に、この問題は解決していると思い込んで
いましたので、それ以来イグニッションコイルを外していませんでした。

ここで、過去のいやな記憶が蘇ります。
そう、プラグホールがオイルまみれな時、イグニッションコイル
エンジンコンピューターが壊れてしまったことです。

エンジンの不調はもしかしたら、イグニッションコイルエンジンコンピューター
が原因なんじゃないだろうか!?


イグニッションコイルは、エンジンコンピューターからの低い電圧
をトランスを使ってスパークプラグで火花が飛ばせるぐらい高い
電圧に変換する部品です。

中に、エナメル塗料によって被覆・絶縁された細い導線が沢山
巻いてあります。想定外の電流が流れると、被覆が破れてしまい
電流が漏れ、火花が飛ばず、ミスファイヤーが起こってしまいます。

専用のチェッカーが無いとイグニッションコイルが傷んでいるかは
判断出来ませんので、とりあえず3つ全部交換になります。

これも、新品を買うと1個2万円ぐらいしますが、前回中国製の
安いのも、BOSCHとあまり寿命が変わりませんでしたので、
今回は新品1個3千円の中国製を3つ入手しました。


オイルまみれだったサプレッサーも中国製の新品1個千円のものを3つ入手しました。

まずは、イグニッションコイルを交換し、ダメだったらエンジンコンピューターのチェックをしようと思っていました。

結果は「ビンゴ!!」。

エンジン不調が嘘のように良くなりました。

アイドリングのハンチングもほとんど無く、エンジンの吹け上りもとても快調です。

ということで、インジェクターを交換する前に解決してしまいました。
イグニッションコイルかよ〜・・・、燃料パイプの破損からハンチングが悪化したので、てっきり燃料系だと思い込んでいました。

早いうちにヘッドカバーのパッキン換えなきゃ。
今度は、プラグホール丸いパッキンは、念入りに液体パッキンを付けて取り付けよう・・・。

悩みに悩んだエンジン不調無事解決しました。
複合的にトラブルが起こったため、原因が曖昧になってしまいましたが、「チャーコールキャニスター/パージバルブ交換」や
ブレーキバキュームライン交換」は絶対ハンチングを改善していたと思います。