アクセルワイヤー交換

2019年7月

アクセルワイヤーの被覆がボロボロになっていて。気になっていました。
昔、自転車のブレーキワイヤーの被覆が同じような状態で、ブレーキをかけたとたんワイヤーが切れて、怖い思いをしたことがあります。
もし、ワイヤーが切れたら大変なので、交換することにしました。

もしかしたら、アクセルが激的に軽くなるかも!?


購入したアクセルワイヤー。結構複雑な部品です。
なんとワイヤーは樹脂製
これは錆びて切れるようなものではありませんね。

アクセルワイヤー (右ハンドル用) 124-300-7430 ¥6,604 (純正、税抜き)

意外と安い!


スピードジャパンのOZWさんのブログを参考に、少しでもアクセルを軽くしたいので、
WAKO'Sのフッソオイルを注します。

アクセル側のワイヤーの根本が漏斗のような形をしているので、ここにオイルを
溜めて、ワイヤーを抜き差しして奥に流し込みました。

まずは、どのように配線してあるか観察します。

スロットルリンケージ部。
ここでアクセルのあそびを調整します。

エアコン配管の上を通っています。

ゴムの蛇腹を通ってバッテリー室へ。

バッテリー室では封印されている何だか分からない器具の下を通って、

ファイヤウォールの裏を通って右側のブレーキブースターの上へ。

ここから車内に入ります。

構造が分かったところで、車内側から交換作業開始です。

運転席シートを一番後ろに下げ、フロアマットを取り除きます。
ハンドル下のカバーを止めている2つのネジと、樹脂製留め具を外します。
樹脂製留め具は指でぐりぐり回して外しました。

黒い樹脂製カバーは、奥側を下にずらすと、手前側のツメが抜けて外れます。

ツメが外れたところで、手前側を下におろせば取り出すことが出来ます。


アクセルリンケージとアクセルワイヤーはバネで止まっていました。

バネを外して、横棒をずらせばワイヤーを外すことが出来ます。

次にエンジン側です。

ブレーキーブースター奥のファイヤウォールに刺さっている部分をゆさゆさゆすると、

簡単に抜けました。

こちら側にも遊びを調整するネジが付いていますが、一番端になっていて、
こちら側は使用していないみたいですね。


車内作業を先に終わらせたいので、早速新品ワイヤーを差し込んで、車内側を繋ぎました。
手順は外すのの逆です。
アクセルリンケージをワイヤーの継ぎ手穴に差し込んで、固定バネを掛けます。
ハンドル下カバーを戻して、ネジで固定します。


スロットル側は、樹脂製のワイヤー止めが四角い金属の枠にツメではまっています。
傾けるように片側からツメを外すと抜けます。
枠の切れ込みにワイヤーを通して外します。


上側は嵌ると開くツメで止まっています。ラジオペンチ等でツメを押さえて上に抜きます。


そのままだと、ワイヤーの先が大きすぎて、上の穴を通らないことが分かりました。
ワイヤーの先の樹脂製留め具を外します。
切れ込みが入っているので、広げて抜き取ります。


ゴムの蛇腹も外して、ワイヤーを撤去します。
バッテリー横の封印されている何だか分からない器具の下は、
蛇腹を変形させて無理くり通します。


被覆はボロボロですが、その下の金属製ワイヤーカバーは全然大丈夫そうです。


このエンジンの裏側を通すには、結構沢山の部品を外す必要があります。
詳しくは、「ブロアモーターのグリスアップ」を参照して下さい。

少しでもアクセルが軽くなるように、無理な力がかからないように配線します。


OZWさんのブログを参考に、バッテリー横では、ABS配管の下を通さないで、緩やかに
配線されるようにしました。
でも、そうすると、若干長さが短くなり、エアコン配管の下を通ってしまいました。
エアコン配管に接触すると、水滴がワイヤーをつたってきてあまり良くなさそうです。
ちょっと対策が必要ですね。

写真の撮影時間を見ると、作業はちょうど1時間ほどでした。
アクセルが激的に軽くなることを期待して試運転しましたが、結果は「ほとんど変化なし!」でした。
うーん、W124(右ハンドル)のアクセルって最初からこんな重さなんですね…。
バネを弱くすると、もしもの時に戻らなくなる危険があるので、まあ良しとしましょう(^^;。