ブレーキバキュームライン交換

2019年6月

まだ アイドリングが不安定である「ハンチング」に悩まされております。

前回、「プレッシャーレギュレーター」を交換しましたが、改善しませんでした。
原因は何だろう?、とエンジンをかけてエンジンルームを覗いていると、
シュー」という空気が漏れるような音が 聞こえます。
音のする場所を探してみると、ブレーキバキュームラインのレギュレータに穴が開いているらしく、
そこから 負圧で空気を吸い込んでいるみたいです。

ブレーキには小さな踏む力で良く利くように、エンジンの力でパワーアシストする機能が付いています。
この動力源に、アクセルを閉じた時の負圧が使われています。
アクセルを踏んでいる最中にブレーキを踏んだ場合、エンジンとブレーキがケンカしてしまい、
ブレーキが壊れてしまうかもしれません。
アクセルを離して、負圧がかかったときだけブレーキのパワーアシストが働くという、
とても良く出来た仕掛けになっています。

エンジンをかけた状態でエンジンルームを見ていなかったので、気付くのが遅れましたが、
ブレーキバキュームラインの負圧漏れ
も、W124に よくあるトラブルです!

負圧が漏れて下がると、燃圧を調節する「プレッシャーレギュレーター」が上手く機能しなくて、
アイドリングが不安定になる大きな原因です。

もしかしてこれがハンチングの原因!?


これがブレーキバキュームラインのレギュレータ。
なんか朽ち果てています。
ここから「シュー」というエアを吸い込む音が・・・


穴があります。こりゃダメだ。


とりあえず、ゴムテープでぐるぐる巻きにして、応急処置をしておきました。


ブレーキバキュームライン(124-430-5629) ¥8,960 (純正、税抜き)


レギュレータは、新品はこんなにキレイです。


ブレーキ側。ファイヤウォールを塞ぐグロメットが付いています。


交換は簡単です。
負圧がかかるホースなので、液漏れもなく、ただ外せば良いです。
ブレーキブースターに止めているナットを外し、エンジン側に抜き取ります。


新しいホースを差し込んで、ブレーキーブースターにナットで固定して
グロメットをはめ込みます。


インテークマニホールド側もナットで固定します。


新品で真っ白です。

20分ほどで、交換完了。
お!アイドリングが安定しているかも!
もしかして、ハンチングが治った!?

あと、ブレーキフィーリングが格段に良くなりました。
今までは、止まる寸前にブレーキを緩めないとかなりカックンと止まっていましたが、
軽い力でブレーキが 踏めるので、カックンのコントロールがすごく簡単に感じます。
これは、だいぶ前から負圧が漏れていたかも・・・。

色々調子よくなって喜んでいました。

ところが・・・

後日、エンジンをかけると、ハンチングがさらに悪化しています。
アクセルをちょっと踏み気味にしないとエンジンがブルッと振動して止まりそうです。
また、停止状態から発進するとき、かなりゆっくり回転を上げないとプラグがかぶってしまい、
燃料が燃えずにそのまま排気され、エキゾーストの温度警告灯がついてしまいます。
でも、回転が上がってしまえば正常なのです。

これはいよいよインジェクションか?
高くつくな〜、う〜ん。
でもこのままじゃ車使えないし・・・

ハンチングエンジン不調との闘いはまだまだ続く。