鈴虫退治−ブロアモーターのグリスアアップ(その3)

その2からの続きです。

ブロアモーターカバーを外します。

外気温センサーを外します。右に引き抜きます。


ブロアモーターカバーをとめている、金属クリップを外します。
マイナスドライバーでこじると、外れます。
クリップは前後左右全部で8箇所あります。

カバーを上に持ち上げるように外します。

ブロアモーターが現れました。

さて、やっとブロアモーターのグリスアップが出来ます。

グリスアップする箇所は、モーターの回転部分に電気を流す接点
(ブラシといいます)で、モーターが回転すると、ここから音が出る
わけです。
接点ですので、グリスアップは「CRC556」で良いのですが、普通
のCRC556だとニオイが強くて、グリスアップ後数日はエアコンの
噴き出し口からCRCのニオイが車内に充満してイヤな思いを
します。(経験談)
そこで、「無香性CRC556」の使用を強くお奨めします。
(無香性CRC556は、黒キャップでなく赤キャップです。)

ここらへんの隙間から、ブラシの接点をめがけてシュ〜。
ここに「鈴虫」が住んでいるわけですね。
さしずめ、CRCは殺虫剤でしょうか(^^。

こちら側のブラシ(ブラシは2本あります)にもシュ〜。
ブロアファンを手でくるくる回して馴染ませます。
ここで、一度キーオンしてブロアファンを回してみて、
音が消えたか確認してみても良いです。

これで、ブロアモーターのグリスアップは終了。
え〜、これだけのためにここまで外したの〜、という方、
ついでにダストフィルターの交換も良いですね。

後は、外した順と逆に組み付けて行きます。

ブロアモーターカバーのクリップはクリップの中ほどを指で押すと
パチッとはまります。


ガラス下部は砂ぼこりで汚れていますので、しっかり掃除します。
ガラス下のブラスチックの溝に汚れが詰まっていますと、
ゴムカバーがはまりにくくなりますので、しっかり溝の中まで
掃除しましょう。

同様にワイパーベースについているゴムカバーも掃除します。
ゴムカバーの溝も汚れが詰まっていますと、はまりにくくなります
ので、しっかり溝の中まで掃除しましょう。

ちなみに、ワイパーベースについているゴムカバーの部品番号
は、「124 824 04 98」です。
ゴムが固くなってはまりにくい場合は交換しましょう。

ワイパーベースは外した順と逆に、手前に立てた状態で車体に
入れ、モーターの配線コネクタを接続します。
モーター部を格納場所に収め、ワイパーベース中央が手前に
外れている状態で寝かし、ガラス面にに沿って押し込みます。

このとき、ワイパー下のゴムカバーがガラス下部に巻き込まれて
きちんとはまっていませんので、マイナスドライバー等で溝に
はまるように内側から押し出します。
このときは、「優しく」ゴムを傷つけないように
10mmナット4つでワイパーベースをしっかり固定します。

自分の車を自分でメンテする醍醐味は、プロにお願いすると
面倒でやってくれない各パーツの掃除だと思います(^^。

各樹脂製パーツは取り付ける前に、泥、ホコリ等を掃除した後、
シリコンスプレーで磨き上げます。
黒光りして、まるで新品のパーツみたいになります。
うーん、快感
(これは元エボ4さんも同じ趣味があるみたいです。)
整備するときは、「シリコンスプレー」を常備しましょう!!


ガラス下のゴムはワイパー側から外側に向かってなぞるように
はめていきます。
溝がきれいに掃除されていれば、ガラス下のゴムはきちんと
はまっていくはずです。


エンジン後ろの間仕切りを付けるときは、アクセルワイヤーに
無理な曲げや力がかかってないか注意して下さい。
ただでさえ重い右ハンドル車のアクセルですので、
アクセルワイヤーの取り回しには気を遣いましょう。

今回の作業は2回目ということもあり、何も悩むことなくテキパキと行うことが出来ました。
写真を撮りながら、パーツを磨きながらのまったり作業でしたが、デジカメの写真の時刻を見ると全部で1時間半で完了していました。
CRCだとグリスアップ効果が1年ぐらいしか持たないのかもしれませんが、慣れれば簡単な整備ですので、まあよしとしましょう(^^。