ラジエター交換

2016年10月

今日も良い天気です。
今年の大整備もいよいよ最後のプログラム、ラジエターの交換です。

冷却性能はそんなに落ちていなかったのですが、コの字パッキンを交換するときに、対策前のラジエターは絶対に
アッパーホースを外すときにエルボが折れるとか、リターンホースの継ぎ手が折れるとか散々脅されていましたので、
壊しても良いように、今回の整備のためにラジエターも購入していました。

前回の記事でも書きましたが、そんなときはなぜか壊れないという、不思議。
でも、クーラント液も全部替えるので、いい機会なのでラジエターも交換します。

ラジエターへのアッパーホース、ロアーホース、
サブタンクへのリターンホースは前日のコの字パッキン交換
時に外したままです。
今日は最初にサブタンクからラジエターに繋がるホースを
外します。

ホースの外れ防止のバンドをドライバーで緩め、
ホースをちょっと回して水分がスキマに入ると簡単に抜け
ます。


その横にあるATFクーラーへの配管を外します。
ATFがたれて来ますので、抜いたら栓をします。


ラジエターをシャシーに固定しているクリップ2箇所を
外します。


ラジエターに付いている樹脂性のフラップをシャシーに固定
しているスナップを外します。
中央のネジをドライバーで緩めると、壊さなくても外れるの
ですが、固着しているのを無理やり回すと、樹脂製のねじ
の頭が取れてしまい、再利用不可になります。
(2個ぐらいだめにしました)
CRCをかけて慎重に外せば壊れません。

一つはバンパーの後ろ側で、どうしても外せませんでした
ので、ニッパーで切ってしまいました。


ラジエターがフリーになったところで、上に持ち上げると
取り出すことが出来ます。
ラジエターの前には、もう一つラジエターが!!
これはエアコン用のコンデンサです。

意外とバッチいです。
どうやって掃除すれば良いのでしょう?
家庭用のエアコン洗浄スプレーとか使って良いのかしらん。


取り出したラジエター。


葉っぱとか埃とか溜まって、それなりに年季を感じます。


なんと、私の車に最初から付いていたラジエターは、
エルボに金属スリーブの入った対策品でした。
どうりで壊れない訳だ・・・。
95年式はもう対作品だったのですね。


購入した新品のラジエター。
部品番号 124-500-2402、BEHR製OEMパーツです。
(ちなみに、最初についていた純正ラジエターもBEHR製
でした。)
値段は\27,000(税別、スピードジャパン)です。
えらくでかい箱に入っています。


開封するとこんな感じ。

まず、旧ラジエターに付いていた部品を移植します。

こんなゴムのフラップ。

キレイに掃除して、新しいい\新しいラジエターに
取り付けます。


車体に取り付けます。フィンを潰さないように慎重に。
クリップで固定します。


下側の配管を戻します。


ATFクーラーの上側の配管も戻します。


ロアーホースを取り付けます。
複雑な形ですが、取り付ける位置を示すマークがあり、
それを合わせて嵌めれば良いので、簡単です。
ホースを締めるバンドは、固着するまでしっかり締めたい
のですが、ドライバーが入らない位置にあるので
小型のラチェットレンチを使って締めます。

ロアーホースの上側をウオーターポンプに繋ぎます。


アッパーホースも繋ぎます。
位置あわせの白い線が見えますね。
これをウオーターポンプ側にある線に合わせれば良いの
です。

外れ防止バンドを締めます。
ラジエター側のバンドを間違った向きに取り付けて
しまいました。問題はないので、そのうち直します。


サブタンクへのリターンホースの切れていた先の部分を
ちょっと切って繋ぎました。
ファンシュラウドを戻し、クリップで固定、
エアクリーナーケースやエンジン前方の樹脂カバーを
取り付け、余ったパーツが無いか、締め忘れは無いか、
入念にチェックします。

スゴイ!元に戻りました!!

新しいクーラント液を入れ、新しいエンジンオイルに交換し、こぼれたATFを少し足して、
三日に及ぶ今回の大修理が完了しました。
無事エンジンがかかったときは、本当にホッとしました。

修理の結果、調子は・・・修理前と全然変わりません(爆)!!
でも、オイル漏れは無くなりました。