OBD接続(失敗) |
2019年6月
OBDとは「オン・ボード・ダイアグノーシス」の略で、車のコンピュータから車両の状態を取得したり、
エラー状態をリセットしたりする自己診断機能のことです。
1996年以降にアメリカで販売される乗用車には、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けられています。
OBD仕様に対応した車両は、専用コネクタに汎用のOBD診断機を取り付けると、診断結果を見ることが出来ます。
私のW124は1995年製で、M104エンジンを搭載しています。
海外のサイトで、このM104エンジンにOBD診断機を接続している記事をちらほら見かけます。
もしかしたら、私の車両も繋げられるかもしれません。
また、OBD機器は中国製の大変安価なものがアマゾンで入手可能です。
色々調べたところ、Wifi対応のELM327アダプタであればスマホで対応アプリが沢山あり、
海外のサイトでW124に接続している画像とかが存在しています。
値段はなんと1900円!!、早速ポチっと購入して実験です。
![]() OBDを接続するコネクタです。 OBD2規格には対応していないので、独自のケーブルを作成する必要があります。 |
![]() 蓋を開けたところ。16個のコネクタがあります。 |
![]() 海外のサイトで色々調べたところ、1番にアース、16番に電源、8番からK-Lineという 信号線が出ている見たいです。 それとELM327アダプタを接続するケーブルを作成しました。 |
![]() コネクタのフタを開けたままにしなきゃならないので、 使わない端子にマスキングをしました。 |
![]() ELM327アダプタは、発泡スチロールシートで保護しました。 |
![]() こんな風に設置して、実験です。 |
スマホにOBD用のアプリをインストールして、車両を「Benz M104 K-Line」を選択(ちゃんとあるじゃん)、
接続してみましたが、ELM327アダプタには接続できましたが、エンジンの状態は取れませんでした。
どうやら、日本仕様の私の車両は、8番ピンに出ている信号がK-Lineでは無いようです。
残念ながら、実験は「失敗」でした。
色々調べてみると、このコネクタにLEDとスイッチを繋いで、LEDの点滅でエラーコードをみて、
スイッチでリセットする様な機能があり、日本仕様はもしかしたらそういう端子になっているのかも
しれません。
これ以外の端子にK-Lineが配置されている可能性はありますが、コンピュータやELM327アダプタを
壊す可能性があるので、かたっぱしから試して見るわけにもいかず、今回は断念しました。
どなたか、日本仕様のW124-M104エンジンのK-Lineはこの端子に出ているよ!という
情報をお持ちでしたら是非教えて下さい。