メーターパネル交換

2016年7月

私のW124、メーターパネルの枠の部分に、カビの様な白い斑点が出来てしまいました。
洗剤で拭いても落ちません。
自動車屋さんに聞くと、これが出る車と出ない車がある、部品のロットによるんじゃないか、とのこと。
では、私のはハズレということ!?
まあ、性能に影響はないので十数年ガマンして乗っていました。

ある日、ヤフオクを見ていると年式が同じでかなり程度の良いメーターパネルを見つけました。
枠の部分に白い斑点もありませんので、当りロットのもの!?
ということで嬉しくなってしまって、ちょっと高かったけれど落札。
交換作業を行いました。


これが、メーターパネルの枠の部分のカビの様な白い斑点。
なんでこうなるのでしょうね。


メーターパネルを外すのに、なぜフロアカーペットを外す
のかというと、ブレーキペダルの後ろに、トランスミッション
からスピードメーターに繋がるケーブルが通っているから
です。
このケーブル、ぎりぎりの長さなので、メーターを外すのに
途中で留めているところを外して、少し引き出せる様に
します。


ステアリングが一番伸びている状態に、テレスコピックを
調整します。
メーター外しSST(専用工具)を使用してメーターパネルを
引き出します。
SSTは2本セットで、ヤフオクで1500円程度で買いました。

メーターパネルは、キツくはまっているだけですので、
メーターの右側から工具を入れ、奥の金属の板に
引っ掛けて引き出します。
工具が外れてしまう場合は、2本入れます。
工具は必ず右側だけに入れて、まず右側を引き出し
ましょう。


スピードメーターケーブルが少し引き出せる様にしていれば
この段階でここから手を入れてケーブル外側のネジを
外してケーブルを抜きます。


電球ははまっているだけです。
各種コネクタを外して、メーターパネルを取り出します。


メーターパネルが外れました。


電球には番号があらかじめ貼られていて、指す位置を
間違わない様になっています。


このカビの様な斑点は何なんでしょうね。


こんな感じで、外に出ている部分だけびっしりと生えています。

入手したメーターパネルから、メーターユニットを外し、今の
車両のものを移植します。
走行距離が変わってしまうとよろしくないので・・・。

メーターパネルの左側から工具を入れて引き出そうとすると
このようにベークライト製の基板にキズを付けてしまいます。
ヘタすると壊してしまいますので、こちら側には工具を入れ
ない様にしましょう


フレームに基板を固定しているネジを外して基板を
取り出します。


こちらが右側。金属製の蓋が付いていますので、こちら側に
取り出し工具をかけるようにするわけです。

ネジを外して、フレームからメーター機器を取り外します。


メーター機器が外れました。上の四角いのが
デジタル温度計ユニット。


タコメーターは電子式ですが、流石20年前の車だけあって
めっちゃアナログ・・・。


温度計ユニットは、私の車に付いていたものと形が違い
ます。
部品番号は一緒ですので、同一仕様でメーカーが違うので
しょうね。
コネクタやネジの位置は全て同じです。


今回は、フレームのみを使用しますので、メーター機器は
全て今の車両のものを移植します。


ヤフオクで入手したメーター。
キレイなフレームです。


移植完了しました。
余ったメーターパネルは、保守用予備部品として
保管します。
デジタル温度計は壊れるとまた数万円だそうですから・・・。


交換完了。
メーターパネルがなんてキレイなんでしょう!(嬉)

後日談です
なんということでしょう!!

洗剤で拭いても落ちなかった斑点が、なんと、ダメ元で
使ってみた無水アルコールで落ちました・・・。

超汚い・・・。でも、フレームはホントにキレイになりました。
交換する必要なかったかも。(悲)
大変だったのに・・・お金もかかったのに・・・

皆様、無水アルコールを掃除道具に加えておきましょう。(悲悲)