エンジンハーネス交換(その3)

その2からの続きです。

ウォーターポンプへの配線を外します。

I番のコネクタ。つまみを押しながら抜きます。

H番のコネクタ。ただ引っこ抜きます。



ウォーターポンプ上の結束リングを抜いたら、ツメが
折れてしまいました。さらに広げたら、バラバラ・・。
この部品は交換前に買っておいた方がよいかも。。

さらに先端へハーネスを外して行きます。


二箇所の結束バンドを外します。

タイヤハウス上の小箱を開けます。

K番のコネクタを外します。

J番のコネクタはナットで固定されています。
何mmか忘れました・・(^^;。


インテークマニホールドの上にインジェクションへのL番の
コネクタが6個あります。
指でもなんとか外せますが、ウォータープライヤー等で横に
出ている針金を押さえながら抜くと簡単に外せます。

インテークマニホールドの下の、エンジン横にノックセンサー
への配線が2箇所あります。
前部F番コネクタはエンジン手前より、インテークマニホールド
の下に手を突っ込めば外せます。
このコネクタ、最初から付いている部品と新しい部品では形状
が違いました。

最初から付いている部品は、写真の様に針金が真ん中にある
タイプで、真ん中の針金を押すと外れます。
新しい部品では、インジェクションへのコネクタ(L番)と同じ
針金が両側にあるタイプのコネクタです。

問題は、後部のD番のコネクタです。
どうやっても手が入らなくて届きません。
レゾナンスバルブという部品を外して、やっと手が入りました。

これがレゾナンスバルブ。上部2箇所のゴムのフタを外し、5mm
のヘキサゴンボルト4本を外すと上に抜けます。
この装置にM番のコネクタが繋がっていますので、
コネクタの両側のツメを押しながら抜きます。

この隙間から手を入れて、D番コネクタを抜きます。
この方法をみつけるのに、30分ほど悪戦苦闘してしまいました。
D番コネクタは、配線の取り回しを
良く憶えておいて下さい。

きちんと線を通さないと、エンジンの上のハーネスカバーを
付けた時に配線に干渉してしまいます。

さあ、一番の難関、C番コネクタです。
悩みに悩んだあげく、下からしか外せないという結論に達し、
ジャッキアップしてウマに乗せ、車の下に潜り込みました。


すると・・・、いとも簡単に外せました


ジャッキアップの方法はすずたかさんのHPを参考にして下さい。
すずたか師匠、いつもありがとうございます。
C番コネクタへの配線は、途中一箇所結束バンドで固定されて
いますが、これは外れなかったのでニッパーで切りました。

これで、全てのコネクタが外れましたので、古いハーネスを
取り去り、新しいハーネスをとりあえずエンジンの上に乗せます。

C番コネクタを車体の下に潜って嵌め、ジャッキを下ろします。

後は、外した順を逆にコネクタをはめて行けば良いです。

配線の取り回しで、無理な曲げが無い様に注意します。
切ってしまったり、壊れてしまった結束バンドは、古い結束バンド
と配線を、新しい結束バンドで一緒に縛って固定しました。


エンジン前部。
同じ形状のコネクタがあるので、注意して下さい。

ウォーターポンプ周辺。
結束部品が割れてしまったので、結束バンドで代用してます。

吸気温センサーのコネクタ。

エアマスセンサーへの配線。

後期W124乗りには避けて通れないエンジンハーネスの交換。
悩みながらの作業でしたので、3時間ぐらいかかってしまいましたが、分かってしまえば思ったより簡単でした。
ハーネスは各コネクタへの長さがきっちり出来ているので、エンジン前部のエアー電磁弁まわりのみ注意すれば、間違えることはまず無いと思います。
作業終了後、バッテリーを繋ぐときと、エンジンをかけてみるとき、とても緊張しました〜(^^;。