燃料ポンプ&フィルター交換

2016年11月

秋の休日、買い物に行こうと車に乗るとなんとなくガソリン臭い!!
車体下を覗いてみると、燃料ポンプカバーから、ガソリン染みが・・・。

10年前に同じことがあり、燃料ポンプを業者に換えてもらっています。
また、燃料ポンプでしょうか?

ガソリン漏れは危険ですので、とりあえず原因箇所を調べるため、買い物は中止。
車体を持ち上げる樹脂製のスロープにリアタイヤを乗り上げ、車体の下に潜り込みます。


燃料ポンプカバー。車体右側リアシートの下あたりです。
色が変わっているところに、ガソリン染みがあります。


燃料ポンプカバーは、樹脂製の10mmナット4本で止まって
います。


これが後ろ側。深いところにありますが、ちゃんと外し易い
角度で付いていますので、ラチェットレンチをエクステン
ションバーで延長すれば簡単に外せます、


こちらは前側。これも不思議な角度で付いています。
多分、車体下を擦った時に、ナットが外れないように考慮
されているのでしょうね。


カバーを外すと、燃料ポンプが現れました。

私の年式のW124はコストダウンが進んでいて、燃料
ポンプは一本です。
燃料の圧力を整えるアキュムレーターもここにはついて
いません。
でも、交換する部品代は安くつきます。


漏れの箇所は燃料ポンプでした。
配管等からの漏れはありませんでした。
ゴムの端子カバーがガソリンで溶けています。


とりあえず、ガソリンをふきとり、ゴムのテープで端子カバー
を保護し、今日はおしまい。

すぐに部品を注文しました。
数日で到着。

燃料ポンプはボッシュにしました。
黄色いハコはニセモノが多く流通していますので、
デザインが変わっています。

最近は、ボッシュ製品の中国製のコピー品が大量に
出回っています。
中国の富裕層がベンツを沢山購入しているために、部品
の需要が急増しているためです。

値段は安いのですが品質はダメで、燃料ポンプは動作音
がやけにうるさかったり、すぐに燃料が漏れてきたりします。

ニセモノか見分けることはシロウトには難しく、ハコもそっくり
にコピーされています。
一万円台のボッシュ製の燃料ポンプはニセモノと思った
方が良いでしょう。
ところが、もし値段も本物に近く売られていたら、もう買うとき
には分かりませんよね。

私は多少高くても、信頼できる業者から買うことにして
います。

こちらは燃料フィルター。これは黄色いハコに入って
いました。

燃料ポンプ交換時にはフィルターも換えましょう。

フューエルポンプ 000-470-7894 \27,600(BOSCH製)
フューエルフィルター 002-477-2701 \4,300(BOSCH製)

いずれも税抜き、スピードジャパンで購入しました。


あと、溶けていた端子カバー。

部品番号 123-997-1681 \500ぐらい。

さて、休日に交換作業です。
車体後ろ側を上げ、燃料ポンプカバーを外します。

給油口の燃料キャップを開け、圧を抜き、また閉めます。
燃料ポンプに繋がる、この太めのパイプを抜くとガソリンが
ドバッと出て来ます。
下にタライで受けながら、用意していたコルクで栓をします。


燃料ポンプとフィルターはゴムバンド4本で吊るされています。
1本ずつ金具から外せば、簡単に取り外せます。


燃料ポンプとフィルターを新品に入れ替えました。
ゴムチューブも、傷んではいなかったので、再利用です。


車体に戻しました。
ワインのコルクを削って作った栓です(^^。


配管も戻しました。
抜け防止のバンドは、しっかり締めます。


ボロボロに溶けた端子カバー。
端子先端を切って新しいのに交換し、新しい端子を圧着
します。


きれいに治りました。


カバーもキレイに掃除し、元に戻して完成!!
樹脂製ナットは、締めすぎないように注意です。


古い燃料フィルターの中にガソリンが一杯。
ガソリンが入る方から出してみると、ものすごく汚いです。
たまには交換したほうが良いみたいです。


古い燃料ポンプは、PIERBURG社製のものが付いて
いました。
交換した10年前はこれが純正品で、10年間ちゃんと
動作していたので、業者の修理は問題なかったと思います。

PIERBURG社の燃料ポンプは燃料漏れを起こすことがある
ということで、BOSCH製に純正部品も変わっています。
確かに、燃料漏れを起こしました!! >PIERBURG

2時間ほどで、交換完了。

BOSCH製、音が静かで動いていないのかと思ってしまいました。
車外に出て、車両下を覗かなければ動作音が聞こえません。
さすがBOSCH!!

数ヵ月後に様子見でカバーを開けてみましたが、漏れも無く、良好です。