ATF交換

2015年11月

定期メンテナンスで、ATFの交換です。
作業自体は難しくないのですが、車の下にもぐりこんだり、手順は一杯です。
部品が届いたので、秋の晴れた休日に作業です。


純正ATF。一本\1,620(税抜)で、7本用意しました。


ATフィルター。こちらも純正で\2,520(税抜)


ATガスケット。こちらも純正で\2,120(税抜)


2つのOリングは今回は使いません。
銅とアルミのワッシャーを交換します。
それぞれ純正で\80(税抜)


あと、サービスホールキャップ。純正で\319(税抜)


今回は、タイヤを外す必要がないので、スロープを
使いました。

車体を持ち上げ、アンダーカバーを外します。


ファンシュラウドのリングを外します。
これは、下からレンチでクランクシャフトを回すためです。


トルクコンバーターのカバーの窓に、ちょうどドレンボルト
が来るように、ここにレンチをかけて、クランクシャフトを
回します。


ドレンボルトが見えたら、5mmヘキサゴンで緩めます。
外れたとたんにATFが出てきますので、下にたらいを
置いておきます。


古いATFが出て来ました。


ドレンボルトのアルミワッシャーを新品に取り替えます。


ヘキサゴンビットで軽く締めてから、


トルクレンチで規定トルクに締めます。(14Nm)


サービスホールキャップはまだ健在でした、


と思ったら、上側が無くて、接着剤で貼ってありました。
きっと車屋さんが過去に修理したのでしょうね。


古いキャップ。カチカチでボロボロです。


新しいのをはめました。気持ちいい〜。


続いて、ATオイルパンから古いATFを抜きます。
ドレンを外してたらいで受けます。


ドレンボルトの銅ワッシャーを新品に換えます。
トルコンはアルミで、ここは銅。なんでだろう?


こちらもトルクレンチで規定トルクに締めます。(14Nm)
アルミも銅も同じ締め付けトルクですね。


ATフィルターを交換します。
ATオイルパンのボルトを外し、オイルパンを下ろします。


ATFがぽたぽた垂れますので、下にたらいを。


オイルパンはとてもキレイでした。


ATガスケットを新品に交換します。
ガスケットのあたる部分はブレーキクリーナーできちんと
脱脂しました。


ATフィルターを交換します。
こちらはビスでとまっています。


ATフィルターを外したところ。
やはりATFがぽたぽた・・・。


新しいフィルターを付けました!


オイルパンを閉めます。
ATガスケットは樹脂製の柔らかい物なので、規定トルク
を守って、ふわっと締めます。(8Nm)


ATオイルゲージの穴から新しいATFを入れます。
漏斗が見つからなかったため、紙にガムテープで作成(^^;

まず、様子を見ながらATFを5本投入。
エンジンをかけ、ATを全てのポジションに数秒ずつギアを
入れて、ATFを行き渡らせます。

エンジンを切り、車体を水平にして、ATオイルゲージの
下側にオイルが来るようにATFを足します。

しばらく車を走らせてATFを暖め、またゲージをチェックして
またちょっとATFを足しました。

ATFは全部で5本半ぐらい入りました。
交換後、変速が少し滑らかになった気がします(^^。

ATFは長い間交換していないと、いきなり全量交換すると調子が悪くなると言われてます。
そんな時は、半分とか交換するそうで、でもそんなことになる前にきちんとメンテしましょうね。